「今度ごはん行こうよ」
「いいね、行こう行こう」
——そして半年が経つ。この流れ、誰にでも心当たりがあると思います。だから世間では「今度ごはん」は社交辞令の代表格ということになっていて、真に受けるほうが野暮、くらいの扱いを受けています。
ところが、リカイドの12,703人はこう答えました。「本気で言ってる」が77%、「社交辞令多め」は23%。言っている本人たちは、圧倒的に本気だったのです。


本気なのに実現しない、いちばんありそうな理由
とらの一言が、たぶん核心に近いです。この2択は「本気かどうか」を聞いているだけで、「実行するかどうか」は聞いていません。
「今度ごはん行こう」と口に出す瞬間、その人はたしかにそう思っています。楽しい会話の直後だったり、久しぶりに会えて嬉しかったり、感情が動いた勢いで出てくる言葉です。嘘をついているわけではない。ただ、その気持ちには日程を決めるところまで進む力がない。
実現には、意外と面倒な工程が待っています。相手の予定を聞く、自分の予定を出す、店を決める、当日リマインドする。この最初の一歩を踏み出すには「言った瞬間の熱」よりずっと強い動機が要ります。そして日が経つほど、今さら誘うのが気まずくなる。半年後に「あのときのごはん、どうします?」と切り出すのは、けっこうな勇気です。
つまり社交辞令問題の正体は、嘘つきの問題ではなく、段取りの問題である可能性が高い。これは救いのある話だと思います。相手はあなたと食事に行きたくなかったのではなく、単に予定を組む工程で力尽きただけかもしれません。


「社交辞令多め」と認めた23%の勇気
少数派の23%についても書いておきます。この選択肢を選ぶには、けっこうな正直さが必要です。
リカイドは、自分の答えを友達に見られる前提のクイズです。ここで「社交辞令多め」を選ぶのは、「私はあなたにも言ったことがあるかもしれません」と公言するのに近い。それでも23%が選んでいるのは、その言葉が場をなめらかにする潤滑油だと分かっているからでしょう。別れ際の会話をきれいに終わらせる決まり文句として使っている、という自覚がある人たちです。
これは冷たさではなく、社交の技術という見方もできます。「じゃあまた」だけより「今度ごはん行こう」のほうが、関係の余韻が少し温かい。実現しなくても、その場の空気は良くなっている。
ダーク編なのに、いい話になってしまった
この質問は「ダーク・本音」ジャンルに入っています。人の腹の中を暴くつもりで用意した2択でした。
蓋を開けてみたら、8割近くが「本気で言ってる」。かまってほしい人が89%、根に持つ人が79%だったのと同じで、リカイドのダークジャンルは、暴くたびに思ったより素直な人たちが出てくる傾向があります。人はもう少し腹黒いものだと思っていたのですが、少なくともこのサイトで答える限りでは、そうでもないらしい。
もしあなたが最近「今度ごはん」と言われたまま止まっているなら、相手は77%側かもしれません。日程を出すのは、たぶんあなたの番です。

